『佐々は空の色が違うんです』

島根県出雲市から佐々町へ移住して来た板垣さん一家。佐々に移り住んで5年目になる。旦那さんは高校の先生。長崎の教員採用試験に合格後に、どこに住もうかと迷っていたという。そんな時、元同僚に勧めてもらったのが佐々町だったそうだ。
「佐々町は住みやすそうなところだな」最初にそう感じたという旦那さん。一方の奥さんは、いきなり「長崎に行く」と旦那さん言われて、頭が真っ白になったそうだ。結局、子どもたちも小さいし、まずは行くしかないと思って一緒に移住した。

「空の色が違う」

奥さんが、佐々に来てまず感じたことだ。山陰の方はいつも曇りで白かったけれど、佐々の空はすごく青いのだそう。
朝起きて山から太陽が昇って、夕日がまた山に落ちる。当たり前のことだけれど、そうやって一日を感じられる環境は貴重な世の中だ。
「いろんなものが一箇所に集まっているような街」
役場も買い物できる場所も近くにあって、病院も多く住みやすい街。子供もこの町を楽しんでいる。生活するのも便利であり自然も溢れている。町民の方々と温かく付き合っていけている。そして佐々には県外からも多くの人が来るので、その出会いもこの町の楽しいところの一つだそう。

「理想の移住ができて良かった」

佐々に来てどう思っているかという質問に対して板垣さん夫妻はそう答えた。
旦那さんは佐々川の白魚漁をみてここに来てよかったなと。子どもも川が一番楽しい、もっと遊べたらいいのにと笑って答える。
「佐々っ子はみんな元気だから、良い友達がたくさん。友達とたくさん遊んで、いい子に育ってくれているから、このままでいてほしい。」「地域の人たちがすごく子供に声をかけてくれるのが、ありがたい」板垣さん夫妻から次々に佐々の暮らしぶりが溢れてくる。挨拶が暮らしに温かみを与えるのだという。
「小学生から高校生まで、佐々の子供達はとても落ち着いている」
高校で体育教師をしていて、薙刀の日本一にもなったことがあるという旦那さんから見た佐々っ子の印象だ。子どもが落ち着いているということは町全体が落ち着いているということだという。学力も大事だが、人間力を育てるのは人と人とが触れ合うのが大事。佐々町では、通学から帰宅までずっと町の人と触れ合うことができるのだという。

「縁もゆかりもない土地で初めは不安だったけど、本当にすぐに町に溶け込めた。これから移住してくる人にも、自信を持って勧められます」
板垣さん夫妻は笑顔で答えた。